本日のお話は、献血についてのお話をさせていただきます。
街でたまに見かけますよね 献血の募集。
実際に献血をされたことってありますでしょうか?
意外に少ないとおもいます。
実はわたしは、約15年ほど血液センターに勤務していたことがあります。
看護師として血液事業に携わってきました。
そこでの経験をもとに、献血に関することだったりそれにまつわるいわゆるウラ話しなどお話しできればと思います。
皆さんは献血に対してどんなイメージをお持ちでしょうか?
貢献したいけれど怖さがある、ですとか、献血後に貧血で倒れてしまうのではないか?など、もしかするとマイナスのイメージが大きいかったりするのかもしれません。
輸血に使用する血液というのは、現在の科学や医学を持ってしてもまだ人工的に造ることができず、長期保存することもできません。(せめて長期保存ができれば・・・)
献血の血液を必要とする多くの患者さんは、無償で提供される献血によって支えられているんです。献血の優しさが、そういった患者さんを日々救っています。
実感しにくく、見えにくいところでもあるんですが、とても助かっているんです。命を助けているんです。
現在日本では少子高齢化ですよね。
この影響は輸血の面でも大きな影響があります。というのも、輸血用血液の需要は比較的お年寄りに多く、需要としては高齢者が増えているということは輸血が必要な高齢者がも増えるということになります。
一方で、献血者の中心となる若年層の大幅な減少してきています。
つまり、供給が減ってきています。需要と供給のバランスが取れなくなってきているんです。
高齢化社会がこのような献血の視点でも影響があるというのはもしかしたら知らなかった人も多いのかもしれません。
なかなか気づけ無いことだとは思うのですが、輸血用の血液というのはとても大事なことだということはおわかりいただけたかとおもいます。
これを読んで、よし、献血に行ってみよう!と思ってくださる方が一人でも増えたならそれは嬉しいことです。